Q1:総合ビタミンを摂ればビタミンは充分なのですか? いいえ。いかに総合ビタミンといえど、人によってビタミンの摂取量や消費量は異なり、体調次第で吸収率も変わります。総合ビタミンを摂った上で、更にそれぞれ単品のビタミンをトッピングする。その方法は一人づつ違うのです。 Q2:ビタミンを摂れば野菜は食べなくていいの? 野菜そのものの栄養素には、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの他に、まだ発見されていない栄養素(ファイト・ケミカル)が多く入っています。これは通常のサプリメントでは補うことができないものですから、サプリメントは摂っても野菜は必ず食べなくてはなりません。 Q3:栄養補助食品が病気を治すの? 病気を治すのは、人間の身体に備わっている自然治癒力で、栄養補助食品は治癒力を高める手助けをするものです。もちろん、ひどい痛みや症状が悪化してしまっているときには、薬をうまく利用する事は大切なことです。 Q4:まだ若いので栄養補助食品が必要とは思えないのですが? 何故、”成人病” が ”生活習慣病” と改正されるまでになったのでしょうか。 米国のサプリメント摂取率は、知識レベルの高い人たちを中心に広がっており、彼らは食事にも気を使っているのが特徴です。健康の為には、食事から立て直さなければよい結果は得られません。きちんとした食事をした上で足りない量はサプリメントで補う・・・これが本音です。もし、食事に気を使わないのなら、「せめてサプリメントくらい摂った方がよい」という考え方もあります。 Q6:サプリメントを摂れば代謝は必ず改善するの? サプリメントの補給により、カロリーに見合った量の副栄養素を摂っても、エネルギーにしなければ、カロリーもビタミンも余ってしまいます。その分、からだを動かさなければエネルギーは作れません。しかし、サプリメントを補給したことにより、からだはスムーズに動かせる準備はできています。ウォーキングなどでからだを動かしましょう。 Q7:サプリメントを摂っているので薬はやめていい? サプリメント補給の目的は、食事では補いきれない分の栄養補給ですから、それで直接病気が治ることはありません。 Q8:サプリメントで病気は治る? 薬とサプリメントの目的は、まったく違います。 Q9:サプリメントを毎日摂ると過剰症になる? 水溶性のビタミンである、ビタミンB群とCは、余った場合は尿から出てしまします。蓄積可能な脂溶性ビタミンもβカロチン(ビタミンA)以外は、基本的に症状に出ることはありません。手が黄色くなってきたり、頭が重いなどの症状が出たら、βカロチンはしばらくお休みしてみてもいいでしょう。 Q10:サプリメントは水道水で摂っていいの? 水道水には、雑菌を殺すための塩素が入っていますが、この塩素はビタミンも壊してしまいます。もともと、水道水には発ガン性を指摘されている「トリハロメタン」の問題もありますし、2000種類にも及ぶ科学薬品を使用しているのでお勧めはできません。とりあえず、一度沸かした水なら残留塩素が2〜3%になるので譲歩できますが、できれば浄水器の水か、ミネラルウォーターでサプリメントは摂った方が良いでしょう。 Q11:風邪薬を飲んでいる時は、サプリメントを休んだほうがいい? 風邪をひいても、サプリメントを休む理由は全くありません。というより、むしろいつもより多めに摂った方がよいでしょう。風邪そのものが治るわけではありませんが、自己治癒能力のアップにはサプリメントは重要です。 Q12:サプリメントは薬と一緒に摂ったほうがいいの? あくまでも薬の摂取時間を優先してください。食後に薬を飲む場合は、食前か食事中にサプリメントを。食前の薬でしたら食後にサプリメントを摂るべきです。薬の中にはビタミンを壊してしまうものがたくさんあります。風邪の時に処方される抗生物質や抗炎症剤・降圧剤・抗高脂血剤・弛緩剤など、数え上げたらきりがありません。疾病の治療に使われている方こそ、ビタミン欠乏になりやすいので、通常より多めにビタミン・ミネラルは補給したほうがよいでしょう。 Q13:プロテインや食物繊維はできるだけ多く摂った方がいいの? プロテインの過剰摂取はアミノ酸の分解産物であるアンモニアがたくさんできるために、大量の水分補給を要求され、カルシウムなどのミネラル不足の原因になります。また、食物繊維も大量に摂ると、フェチン酸を多く含むためミネラルを排出し、ミネラル不足を招きます。サプリメントを摂るときは、全体のバランスが大切になるのです。 14:ビタミンやミネラルは多く摂れば摂るほど調子が良くなる? 大量に摂っても効果は上がりません。 |